中国留学情報

留学生の国籍構成

どんな国から留学生が来ているか。
どの国からの留学生がどれくらいいるか。
それが国籍構成です。
これも大学を選ぶポイントとなります。


「日本人が多すぎる大学は避けたい」
一般的に、そうおっしゃる方が多いです。

確かにそうなんですよね。
クラスの半分が日本人とか、
なんか留学って感じがしないし。笑

授業中にクラスメートの日本人から、
「今の説明わかった?」とか、
日本語で聞かれるのもイヤだし。

はたまた、ついつい気が緩んで、
気がついたらいつも日本人同士とつるんでた。
いつまでたっても中国語が伸びない。

そういった理由から、
日本人が多すぎる大学を避けたいのならば、
上海や北京など、大都市圏の有名大学は避けるべきです。

とある日本人の多い大学を訪問調査した時のこと。
授業が終わって学生がうわーっと外に出てきたんですが、
日本人同士のグループが多いのなんの。

日本語でにぎやかにワイワイやりながら、
タクシーに乗ってあちこちに去って行きました。
みんなで遊びに行ったんでしょうね。

そりゃそんな生活を毎日してればね。
中国に留学しても中国語なんて身につきませんよ。


ただ、日本人が多い問題は、
自分の意志を強く持つことで、
何とかできないわけでもありません。

日本人留学生とは最低限の付き合いにとどめる。
そうやって日本語のない環境にしている留学生もいます。

これに対して、なんともならないのが、
他の国からの留学生の比率です。

例えば、クラスの7割がロシア人だと、
どうしても授業中にロシア語が飛び交います。

また、特定の国籍が極端に多い場合、
その国の大学と提携関係を結んでいて、
そこからの交換留学生が大量に来ている、
という場合がよくあります。

例えば、韓国の大学と交換留学制度を結んでいて、
その大学から学生が団体でたくさん来ている。
そういうパターンです。

これがたちが悪いんです。
なにせ若い大学生で、
しかも同じ大学からなので顔見知りでしょ。

授業中にペチャクチャ私語をするわ、
夜は宴会で大騒ぎするわ。
たまったもんじゃありません。

ということで、
留学生の国籍が極端に偏っている大学は、
避けたほうが無難です。


ついでにもう一つ。
たまにこんなお客様がいらっしゃいます。

「英語も勉強したいので、
英語圏の留学生が多いほうが良い」

特に大学生でこういう希望をお持ちの方が多いです。
就活で英語と中国語がOKとか武器になりそうですし。
前向きな気持は非常に良いと思うのですが。

けど、中国語ってそこまで甘くないですよ。

英語と二足のわらじを履いて習得できるほど、
中国語って簡単じゃないです。
やっぱり1学期なり1年なり専念して、
死にものぐるいで勉強しないと、
語学なんて身につきません。

英語と並行して勉強しようとすると、
間違いなく両方とも中途半端で終わるでしょう。

それに、英語圏の学生だって中国語を勉強するために来てるんです。
他の留学生の英会話練習の相手をするために来てるんじゃありません。
真面目な学生であればあるほど、
日本人の英会話の相手に時間を割くようなことはしません。

中国に留学に来たんです。
中国語の習得に専念してください。
英語と並行で身に付くほど中国語は甘くありません。

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【今週のまとめ】
1) 国籍が偏ると私語が増える
2) 交換留学生が多い大学も危険
3) 英語と二足のわらじは共倒れになる
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